2009年7月8日水曜日

セフレと処女

 F1世界選手権に参戦しているトヨタの傘下にある富士スピードウェイ(静岡県小山町)は7日、財政難を理由に来年以降の日本GP開催を中止すると正式発表した。トヨタが00年に買収し、200億円の補修費をかけた富士でのF1は07、08年のみで終了。一方、10月に今季大会を開催するホンダ傘下の鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)は10年大会の代替開催には慎重で、来年は日本でF1が開催されない可能性も出てきた。


 昨年12月にホンダがF1撤退を発表してから7カ月。ライバルのトヨタ傘下にある富士がF1開催から撤退した。さらに鈴鹿が10年大会を開催できなければ、日本では24年ぶりにF1が開催されない可能性が高い。


 富士の撤退を受けて、今年から富士と日本GPを隔年開催する予定だった鈴鹿は、同サーキットでの毎年開催に慎重な姿勢を見せる。鈴鹿は87年から06年まで20年連続で同GPを開催。3月に始まった今季大会の観戦券販売も順調というが、広報担当者は「気持ちの上では毎年開催したくとも、FOA(興行権を仕切るF1統括会社)との交渉にもよる。今は今年の大会を成功させることが先決」と説明。親会社のホンダがF1参戦から撤退している現状、莫大(ばくだい)な開催権利金や日本でのF1人気などを見極めたいようだ。


 富士では07年に場内道路が陥没し、観客が雨の中で長時間バスを待たされるなどの問題が発生。08年は道路補修などに20億円ともされる巨費を使って赤字になったほか、FOAとの開催権利金引き下げ交渉も不発に終わったという。鈴鹿が慎重になるのは当然だ。


 日本では「パシフィックGP」の名称で94、95年に、岡山県のTIサーキット英田(現・岡山国際サーキット)でF1を開催したことはあるが、現状、10年大会を開催できるのは富士をおいて鈴鹿以外にはない。ホンダ撤退に始まる逆風が、日本でのF1開催の存続すらも脅かしている。


ホンダ側の目線で意見しますと・・・。
F1の開催をいとも簡単に「富士SW」移転した時点で、ホンダはFIAに対して思いっきり不信感を抱いていた訳ですよ。せっかく20年も継続開催して、アジアにF1を根付かせた実績もあるのにねー。ホンダもFIA との信頼関係を信じていたのに。
「だったら、F1なんてヤメちゃるー」って展開に。
(ホンダにしたら、F1なんかよりもアメリカのチャンプカーシリーズ=インディのエンジンサプライに尽力した方が有効と判断したんだね)
そしたら、FIA会長のマックス・モズレーも
「出たり入ったりするチームがある」と、案にホンダを批判。
そんな事を言われてまで、隔年開催で決定した開催スケジュールをトヨタ様の勝手なご都合で「はいはい、では鈴鹿で毎年開催致します」なんて意地でも言えないと思うよ。
マックス・モズレー始めFIAの連中が、床にオデコをスリスリして「ホンダさまー、馬鹿トヨタの尻拭いしてくだされー」とでも頼まれたら考えるだろうけど。

トヨタに関しては、今更批判しても仕方無い。こうなるのは、分かり切っていた事だし。そもそも、モータースポーツに愛情を持っていない企業が参加したのが大きな間違いだ。